7MHzの短縮DPで7.05~7.12辺りまでVSWR1.5以下で運用するのにはANT-Tunerが不可欠だ。
ANTの根元に入れるのが最良だろうが、実際にはRigの横に置くのが多いと思う。
ANTだけを考えればVSWR=3の周波数では、出力の75%が輻射され残り25%は戻ってくる。ところがRigから見ればANT-TunerでVSWR=1にして100%出力なのでANTから戻る25%は同軸での損失と輻射ということになる。
なのでANT-Tunerを使用する1番の目的は、Rigの保護だろうと思う。
兎に角ANT-Tunerが必要なので、T型で7MHz専用を作ることにした。多段の切り替えスイッチの手持ちが1つしかなかったので、入力側のCoilは1.3μH(7MHzで約57ohm)固定、コンデンサはSWのON-OFFで100~800pF、出力側のCoilは5段階(1.39、1.02、0.67、0.33、0.08μH)。以上を50ohmで正規化してスミスチャート上にプロットしたものが次の図で黄色に着色した部分でマッチングが取れる。
短縮DPの共振周波数は7.055MHz付近で7.02MHz~7.14MHz間を出力Coil2の500pFの設定から3~40KHzの範囲毎にCoil3・600pF、Coil4・700pF、Coil5・800pFでVSWRは1.5以下でカバー出来ているが、スミスチャートからもCoil4の範囲ではANTのVSWRが3程度、Coil5の範囲では5程度と推定され、Rigから安全に送信できるが効率は悪いと思われる。