7MHzのANTは裏のベランダにポールを建てて設置しているが10mの3D-2Vが室内を通ってる。Rigのすぐ横にANTチューナー(以下ATUと表記)を設置していたが、ANTのSWRが低い範囲
は非常に狭いので、SWRが悪い周波数では室内の同軸からも電波が輻射されていると思
うと気持ちが良いものではないし、AMPIの原因になる。
そこで同軸から電波が出ても室外ならOKとANTマストの下に設置することにした。
試しにANTに2.6mの3D-FBを繋いでATUを設置して10mの3D-2Vで給電してSWRを計ってみた。
Rigの横に設置していた時とは入出力を逆にすればマッチングが取れることが分かったのでコンデンサのSW3個とロータリーSW3点をリレー6個に置き換える。
(実際にはANT-ATU間が2.6mでは2つのインダクタは固定でも良かった)
初めはシフトレジスターを使って室内で設定したSWのON/OFFを室外へ伝送しようとデジタルで回路を組んで、4芯で伝送できたのだが、室内外で2つの電源を用意しなければならないのと、LANケーブル(8芯)が安く(10m/\680-)手に入るので、直にリレーを動かすようにした。
リレーは2回路のON接点のみで2回路を銅箔で並列に配線してある。
このATUを100均の密閉容器(\300-)に写真のように設置し、全体にアルミ箔を両面テープで貼り付け太陽光による劣化を防ぎ、ベランダの手すりに設置した。蓋は同軸・LANケーブルを通る穴をあけて同様にアルミ箔を貼り付けているだけで特に密閉はしていない。
(当然下向き)
Rig-SWR計-同軸(10m)-ATU-同軸(2.6m)-ANT (上曲線)
Rig-SWR計-ATU-同軸(12.6m)-ANT (下曲線)
上記条件でSWR計がほぼ1.0を示すSW位置をスミスチャート(以下SmsCh)上にプロットした図を示す。SmsCh上ではλ/2で360度回転し、同軸10mは短縮率0.67から0.348λ(250度)であり、10m短くなると下の曲線を250度時計回りに回転させたのが上の曲線に重なるはず。(同軸で損失が無ければ?)
SmsChは中心(1.0,0)からの距離がSWRを示していて下の曲線の方が上の曲線より良い値を示しているが、その理由として考えられるのがSWR悪化による同軸での損失ではないかと思っている。上の曲線の7140KHzでのSWRはほぼ9でANTエレメントは機能しているのかと疑問に思うが、同軸(2.6m)も含めたANT系として動作していると考えている。
実際に7140KHzで長野県内の局とQSOして、59+を貰った。コンディションにもよるだろうが、AMPIもなく運用で来ているのでこのままで使っている。
注1:このSmsChはATUのSW位置とインダクタ、キャパシタのデータから算出したもので、ATUを通じてANTが同調する値であり、ANTのインピーダンスは曲線のリアクタンス分の共役となるので水平線(j=0)で上下反転させたものとなる。
注2:電源にSWレギュレーターを使っているが手持ちの関係で特に意味は無い。
注3:AC電源1次側にコモンモードチョークを入れないとノイズが治まらない。パッチンコア程度では能力不足だった。