144MHzの移動用にとCo-Liner等作ってみたが、案外と設営に時間が掛る。多エレメントの八木とかならそれも有りかなと思うが、当局はそこまでの意欲は無く近くの高台でチョコっと波を出す程度のつもりなのでモービルホイップ用のマグネット基台に立てられるANTを作ろうと実験していた。
λ/2とか5λ/8とか色々と実験しているうちに、12mmのAlパイプをVP13と8D用のM接栓に取り付けた基部に3〜4ターンのコイルを巻きそのコイルを包むように金属板を配置するとSWRが下がることを見つけた。
[ ]内は後で考えた50Ωに整合する理由です。[MMANAに左図を入れて計算(144.5MHz)してみると地上高1.5mでは252-j311 と出てくる。(車の屋根に置く基台を想定)
その値をMrShmithでマッチングを調べてみるとANTの基部に3.8pF,190nHを取り付ければ50Ωに整合する事が分かる。実際製作した実物は分布定数のような回路になっているはずなので、このような定数になっているか解りません! また
スミスチャートを使用しないとすれば、@ まず-j311を消すために直列に+j311(350nH)を挿入する。A 50Ωを252Ωに変換するLC回路(50Ω側から直列L100nH、252Ω側に並列C9pF)を接続する、という2段階(Tマッチ)しか当局では考えられなかった。]
電卓で計算してみる
エレメント長は下が1300mm,上が1280mm、中間の移相部分は2.5mmのAl線で幅20mm長さ388mm、上下のエレメント間の接続は7mmのAlパイプに3mmのナットが入る切り込みを入れ、10mmのアクリルパイプを使って内部に3mmのナットをはんだ付けした鋼鈑を農業用のグラスファイバーに接着固定したものを作って、3mmのボルトで移相部分をねじ止めする。この部分で2分割できる。
M接栓とエレメントの接続は左図の通りで漏斗型になっているのが亜鉛鋼鈑で作った容量環と言えるもの。CADで書くときれいに出来ているように見えるが実際に作ったものは下の写真にあるように当局のええ加減な性格丸出しになっている。
調整はコイルの巻き数、巻長さ、容量環とエレメントの重なりや間隔の偏心具合など非常にクリチカルに反応する。(図の通りに作ればSWRが1.5以下になる設定は見つかるはず、多分!)
容量環の位置をラジオペンチで上下させたり、ばらしてコイルを伸ばしたり縮めたり非常に面倒だ。調整後コイルにテープを巻き容量環の上部の隙間にブチルゴムを詰め込んで固定した。
この構成で別途に固定局用に製作(中間接続等は太いパイプを使用、給電点8mH)したが、いつも使っている5elのQuadには及ぶはずもなく、また無指向性のメリットも感じられなかった。(これは当局のロケーションが大きく影響していると思う。東は目の前が5階建てのマンション西側は道路を隔ててすぐに山、南も少し離れた場所が山になっている。)また間違ってもラジアルを付けようと思わないこと。整合がとれなくなります。
以下のSWRは車の上のマグネット基台に設置して実測したもの。
SWR (Rig:FT857 Output:20W SWRmeter:Maldol MR-1000)
144.0 |
144.5 |
145.0 |
145.5 |
146.0 |
1.1 |
1.2 |
1.3 |
1.4 |
1.6 |